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冬のお風呂はデンジャラス・・・・??

2023年12月21日 訪問看護ステーション
急激に寒さが厳しくなってきている今日、いかがお過ごしですか?

年末にかけてクリスマス、大晦日、正月と楽しみなイベントが控えている一方で、冬ならではの自宅での事故も増えています。

今日は注意喚起の意味を込めて”ヒートショック”について簡単に話していこうと思います。

ヒートショックについては聞いたことがある方も多いとは思いますが、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる健康被害と捉えられており、失神したり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞を起こすことがあり、特に冬場に多く見られます。

冬場の脱衣所、浴室を想像してもらえれば分かると思いますが、自宅の中で特に冷え込んだ空間に
なっています。

冷えた空間に入ると私たちの体は寒冷刺激によって血圧が急激に上がります。

さらに、一度急上昇した血圧は、シャワーや浴槽の暖かい湯につかることによる血管の拡張で、
反対に急激に低下してしまいます。



このように冬場の入浴に伴う一連の行為は、血圧をジェットコースターのように大きく変動させる
要因となり、ヒートショックの危険を伴います。

地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター「冬場の住居内の温度管理と健康について」によると2011年の 1年間で約 17,000人もの人々がヒートショックに関連した入浴中急死をしたと推計され、その死亡者数は交通事故による死亡者数(4611 人)をはるかに上回っているとの報告もあります。

交通事故より多いというのはかなり衝撃的な事実ではないでしょうか。

ではヒートショックを予防するにはどうすればいいのか。

そもそもヒートショックの起きる要因は浴室や脱衣所と入浴時の温度の急激な変化です。

なのでこの温度差をできるだけ少なくすることが重要になります。

次の①~③の方法のどれか1つは誰でも可能な方法だと思うのでぜひ検討してみてください。

①脱衣所や浴室、トイレへの暖房器具を置く
②シャワーを活用したお湯はり、もしくは事前にシャワーを軽く出しておく
③一人での入浴を控え、家族に入浴前に一声かける



(これなら自分でもできるな・・・。)と思った方法があったのではないでしょうか。

ヒートショックは特に高齢者に多く起きるのでご自身だけではなく、親や親族にも注意喚起して
いってほしいです(*^-^*)

これからさらに寒く厳しい気候になっていきますが、ヒートショックや風邪等に気を付けて季節の
イベントを楽しんでいきましょう!!!

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理学療法士 岡村大