リハビリテーションの可能性を信じる

当社は平成23年より訪問看護事業を行ってまいりました。その中でも訪問リハビリテーションに力を注ぎ、地域の利用者様の生活の中で起こっている様々な問題に対して、解決への道筋を共に考え、ご支援させて頂いております。

時は進み、今まさに超高齢者社会を迎えております。年々、社会保障費は増大し、生活に支援が必要な方々への十分なサービスが行き届かなくなっていくことが容易に想像できます。

近年、「介護予防」という考え方が世間に浸透してきております。これは要介護状態になることを防いだり、または悪化することを軽減したりすることでありますが、私はその達成に「リハビリテーション」の考え方が非常に大切であると思うのです。

「リハビリ」という言葉、皆様は病院等で耳にしたことがあると思います。病気による後遺症や怪我などから回復させるという意味合いでよく使われます。しかし、「リハビリテーション」という言葉は「機能回復」という意味ではなく、個々人が抱える様々な問題から脱却し、自立性を向上させ、その人らしく生きる権利を回復することであります。 「リハビリテーション」を受けることにより、生きる活力が湧き、今までの生活とは違う生活を欲した時、自然に身体機能は予防され、要介護状態の悪化が軽減できると考えております。

当社は今後もリハビリテーションの可能性を信じ、多様な形態のサービスのなかで、利用者様の生活を全力で支援していきたいと考えております。