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夏!!イオン飲料水との付き合い方

2023年07月18日 訪問看護ステーション
梅雨がぼちぼち明けてセミの鳴き声が迫ってくる今日ですが、いかがお過ごしでしょうか?

例年言われてる気がしますが、今年の夏も暑くて、かつ長いみたいなので熱中症には気を付けて
過ごしていきましょう。

さて今日は夏によく飲むスポーツドリンクについて少し話していきたいと思います。

転倒によく並んでいるポ○リスウェットやアク○リアスなどのスポーツドリンクはイオン飲料と言われています。

テレビのCM等で「体液と同じ」、「身体への吸水性が高い」みたいな売り文句を観る機会が多いのではないでしょうか。

イオン飲料は塩分と糖分が含まれており、大量の汗をかいた時や嘔吐等の体調不良で早急に水分や
電解質を摂取したい際に非常に便利な飲料です。

同様の目的で経口補水液もありますが、こちらは糖分が少ない物が多く、よっぽどの緊急時を除いて摂取する場合は美味しく感じないことが多いです。
そのためイオン飲料のほうが糖分がおおく含まれているため飲みやすく、認知している人も多いと思います。

飲むタイミングを間違えなければ素晴らしい飲料であるイオン飲料ですが、今回はイオン飲料に
対する注意点をお伝えしていきます。

①緊急性がないのに日常的に飲む
脱水や発熱等の緊急時ではなく、日常的にイオン飲料を飲むことは好ましくありません。
理由の一つとしてイオン飲料を飲み続けることによるビタミンB1欠乏症になることが挙げられます。
ビタミンB1は糖を分解する際に必要なビタミンで、うなぎや豚肉に多く含まれており、現代の食事では摂取しづらい栄養素になります。
そのため身体が欲していないのにイオン飲料から必要以上に糖を摂取してしまうと身体中のビタミンB1が枯渇し欠乏症となります。
子どもがかかる脚気はビタミンB1欠乏症の一つです。日常的な飲水は水やお茶にしましょう。

②イオン飲料を飲むと喉が渇く
脱水症状の際は水分やミネラルが不足しており、イオン飲料に含まれる糖や塩分は最適です。
しかし健康な人が日常的に飲むとイオン飲料に含まれる塩分で余計に喉が渇き、結果として必要以上に摂取してしまう危険性があります。
緊急時を除いてどうしても飲みたい時は水と一緒に飲む等の工夫をしましょう。

③特に子どもの摂取には注意が必要
①②で挙げた注意点は当然、子どもも注意するべきことです。
ビタミンB1欠乏症になると脚気(かっけ)を呈するリスクがあります。
足のむくみや倦怠感、心不全等の命にかかわる危険性もあるため飲み過ぎ、飲ませ過ぎには注意しましょう。
また飲みすぎてしまい本来摂らないといけない食事が食べれないということにもなるので気を付けましょう。



いかがだったでしょうか。
今回はイオン飲料を飲む際の注意点について簡単にですが書いてみました。
体調不良時や緊急時には最適な飲料ですが、健康な人が飲む際には上に挙げた注意点を踏まえて摂取して下さいね。

これからどんどん暑くなる夏・・・。体調に気を付けながら一緒に乗り越えていきましょう!!

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