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リバウンドした人見てください。

2021年09月30日 訪問看護ステーション
秋がすぐそこに近づいてきている今日、いかがお過ごしですか?

去年に続き今年もコロナ禍で自粛を余儀なくされている方も多いことと思います。
家でずっと過ごすこと自体もストレスですが、活動量が極端に減ることでいわゆる「コロナ太り」になっている方もいるのではないでしょうか?
ということで今回から身体はどうやれば変わるのかシリーズ第一弾をやりたいと思います!!

今回は「リバウンド」について簡単にお話ししていきます。
ダイエットを1度はしたことのある方は経験があるのではないでしょうか?
リバウンドのメカニズムには身体の仕組みが大きく関与しています。
今日は大まかにわかりやすく説明していきますね。



上の図を見て頂いたらわかると思いますが、体重が変動しない時期に関しては摂取カロリーと基礎代謝の比率が同程度なので結果として体重が変わりません。
それはダイエット中でも同様です。ただしダイエット中は脂肪だけではなく筋肉も減少するので結果として基礎代謝が低下し、体重が減少しにくくなります。
いわゆるプラト―(停滞期)といわれる時期です。
停滞期の期間の長さは元々の筋肉量や食事内容、摂取カロリーによって個人差があります。
同体重で同じ食事内容を摂取している身長160㎝の男性と身長180㎝の男性がいた場合、ダイエットの効果に差が出る事はなんとなくわかりますよね。
期間としては大体1ヵ月程だといわれていますが、人によっては2ヶ月続く方もいるとか。
ただこの停滞期は身体の正常な反応で、体重の5%以上の急激な体重減少が起こった際に
ホメオスタシス(恒常性)機能が起こり、体重の減少スピードが鈍化します。
そして多くの方がリバウンドするタイミングがこの停滞期にあたります。

(全然体重減らないし、もういいや。)

と食事をダイエット前に戻してしまうと筋肉量が減少して基礎代謝が低下している身体では
カロリーを消費することができずに脂肪として蓄えられてしまいます。
リバウンドを防ぐには仮にダイエットが成功していても停滞期に入っていても最低1か月は同様の
食事、カロリー摂取を続けて身体のセットポイントを設定し直す期間を設けることが重要です。
※セットポイント説とは、ヒトの体重は遺伝的に規定されており、そのヒトの遺伝子に基づく脳の働きによって、常に体重が‘定になるように、代謝や食欲を調節しているという説です。そのある目標値にセットされた体重をセットポイントと呼んでいます。

どうでしたか?ダイエットは脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまうので、その状態で過剰なカロリー
摂取を行ってしまうと少なくなった筋肉では燃やしきれずに脂肪として蓄積されてしまう、これが
リバウンドです。

今回はリバウンドの仕組みを簡単にお話しました。ホルモン等も大きく関与しているのですが、今回は割愛しています。また機会があればお話していきますね。

ではリバウンドしないようにするにはどうすればいいのか?それは次回の記事でお話できればと思います。お楽しみに(^o^)/

アシストリハビリ訪問看護ステーション
理学療法士 岡村大